研究費配分
基礎研究の重要性を示したが
基礎研究に当てられる配分は全体の15%前後に留まるようである
確かに、開発研究や応用研究には多くの費用を要するが
基礎研究にもそれ相応の費用が必要である
ワイングラスのような細い軸の上に、乗れるものの量は限られており
重厚な土台つまりは確固たる基礎研究の成果の上に
多種多様な応用や社会的還元出来る成果が成り立つハズである
特に利潤が見込める応用や開発研究は
体力のある企業が行っていき
利潤に直結しにくい基礎研究は国家の科学予算から
大学や公的研究機関で行ってシーズ作りを行う方法がベストではないだろうか?
出来たシーズを企業が買い取るなどで、基礎研究に還元するのも一つであろう
大学発ベンチャーは、聞こえは良いが
研究のプロはビジネスのプロではないことが多く
知らぬ間に会社があらぬ方向に進んでいき、
実にならない事も往々にしてありうることだ
研究者は必要以上に利潤という欲に色気を出さずに
研究に没頭し、成果を積み重ねてもらえる
システム作りが国家戦略として必要ではないだろうか?