思わぬ形で

オリンピックが無ければ

このジカ熱ウイルスは、

これほど研究の対象として

注目されたのだろうか？

研究スピードからして

製薬会社などは積極的には研究には動いていないだろう

現在の成果は、大学や公的研究機関であるアカデミアと呼ばれるヒト達の成果であろう

世の中に感染症は多々あれど

製薬会社が見向きする対象となる感染症は数が知れている

採算が取れない感染症などには見向きもしない

これは感染症には限らず

すべての疾患に関して同様である

そう考えれば、製薬会社の標榜している

社の理念や、みなさまのために(略)

などのスローガンが、チープに見えてくる

うがった見方をすれば、偽善とも言える

アカデミアでは、それらも含めて研究は行われるが

結局の所、社会的還元性が低いと研究費すら与えられない

アカデミアは、利益還元に左右される事無く研究は推進されるべきであり

そこから生まれてくる結果は人類の助けになるべき多種多様な種になるだろう

が、現行では公的資金ですら利益を見据えた社会的還元性をもとに

研究内容を判断する傾向がある

これまでにも、ジカ熱ウイルスを研究しようとしていた研究者はいただろうが

上記のような理由で公的資金の獲得が難しかったのかもしれない

社会的還元と言われるが

何が必要となるかは、

「神のみぞ知る世界」

なのである

人類がすべきは、利益度外視の

多種多様な研究成果からの種を多くもつことではないだろうか？