化学反応か?生命現象か?
非常におもしろい報告になっている
先行研究では、2世代目で止まったモノが
本研究では外部よりの物質の取り込みで3世代目までたどり着いた
つまり、このサイクルが成り立てば、構成物質の供給が枯渇しない限り
分裂つまりは増殖し続けることが出来る訳である。
この現象が、さらに解析される事で
原始地球で、どのような現象が起こっていたかを模倣できるようになると思われ
宇宙生物学の発展に重要な理論になると思われる。
ただここで、気になるのが
これが化学反応なのか?生命現象なのか?
という点である。
生命であれば、利己的であるものと思われる
つまりは、競合他者が存在する際には、先んじようとする
となれば、今回の現象では、まだ化学反応であるのではないだろうか
本研究では、競合他者が存在するモデルでは検証は行われていないが
例えば、細胞膜を模したものの成分が異なる2種間において
共通する遺伝物質原材料をどのように競合するかを
検証してみるのもおもしろいのではないだろうか
本研究の現象を、化学反応か?生命現象か?との議論は、
哲学的な話になり、答えのでないものになる
見方を変えれば、生命現象も化学反応一つであるとも言えるのだが。。。
この研究が、さらなる発展をすることで
人工生命が誕生することなるのであろうか?