枯渇間近?
個人的な感想としては、快進撃の継続はないだろうというのが実感するところだ
特に理系においては、基礎研究<開発研究というように舵が切られており
役に立つかわからない研究には、研究費が下りてきにくくなっている
それでも、現在の科学技術の発展があるのは
これまでに先人達が行ってきた、基礎研究の成果を食いつぶして
開発研究を行っているからではないだろうか?
これまでに基礎研究の大部分をになってきた「大学」においても
「社会還元できる研究」の名の下に、開発研究が多く行われてきている
そうしないと研究費を獲得することが出来ないからだ
大村先生の研究運営モデルは、かなり理想的ではある
自身の研究のための研究費獲得のため製薬会社と契約
研究成果の応用研究をその製薬会社に譲渡し、製品化のシードとする。
製品化の結果、その権利により再び資金を獲得する
と言うサイクルである
一概に決めてしまうことは難しいが
大学研究=基礎研究
企業研究=開発研究
このようにしても良いのではないだろうか?
開発研究には、膨大な資金が必要で
到底大学研究の規模では賄うことは難しい
また大学発ベンチャーも、これまでの経過では難しい面が大きい
(元来、日本でベンチャーはかなり難しい エンジェルが少な過ぎる)
何の制約もなく、自由な発想で研究できることで
思いも寄らない結果が得られることもあり
最初から出口を決めての研究では、得ることの出来ない結果も多いだろう